鶏めし弁当と鶏めしが恋したプレミアム駅弁茶

このたび発表された「鶏めしが恋したプレミアム駅弁茶」。
有機抹茶が入ったこのオリジナル煎茶は、花善と大館市立大館東中学校の「花善×大館市立東中学校お土産プロジェクト」で開発されたものです。
「大館を盛り上げたい」思いを持った東中の11名から成るプロジェクトメンバー、そして花善が手を組み、生徒から寄せられたアイディアをもとに、“駅弁茶”の開発プロジェクトが立ち上がりました。
お茶は市内清水町にある「蔵cafeレストラン康瓏堂」の監修で作られました。
焙煎など製造は京都でおこなわれています。

ぜひ駅弁とこのお茶を楽しみたい!と花善駅弁販売処に向かい、いつでも人気第1位の鶏めし弁当を購入。お弁当タイムまでうずうず…。
さあお昼時間、食べるぞ!とお茶を煎れつつ、お馴染みの赤いパッケージを見てにんまり。
ティーバッグは5個入り。予めあたためた湯のみにティーバッグを入れ、1分ほど待ちます。
この1分、弁当包みの紐を解く時間までもいとたのし。
開封してちょうど、お茶も飲みごろになったのか、爽やかなライトグリーン。

普段のお弁当時間は習慣的にほうじ茶や緑茶をいただいており、煎茶をいただくということは滅多にありません。
抹茶が入っていると、苦味が強いのかな、どんな味かな?と期待に充ち、まずは一口。

「ふわっと甘い」

それが第一印象です。
苦味や甘みが大きく主張しないので、あくまで今の主役は鶏めし弁当。

鶏めし弁当を食べている様子

なるほどこれは「駅弁茶」というにふさわしい…と一人頷きながら、箸はどんどん進みます。
甘辛く煮たの鶏肉や、私的「ベスト箸休め」の柴漬け…なじみのメンバーが口のなかに入り、お腹も心も満たされていきます。
お弁当タイム終盤、お茶をお代わりしたところで気づいたのは、1杯めと2杯めの印象が大きく変わることです。

1杯めはすっきりとした甘み。色は透き通るようなライトグリーン。

2杯めは甘みの奥に渋みが加わります。色はやや濃いめ、深みあるダークグリーン。

その時々で味が変わり、お弁当タイムの始まりから終わりまで寄り添ってくれるお茶。
普段の暮らしの中で、ひと息つきたい時、大好きなお菓子に合わせて…さまざまな場面でいただきたくなる〜と、食後の会話も弾みます。

この「鶏めしが恋したプレミアム駅弁茶」は、10月に大館東中学校の学校祭で、保護者の皆さんへの先行販売が予定されています。
一般販売は11月13、14日に花善、同20、21日に秋田犬の里、同27、28日にいとく大館ショッピングセンターの予定です。

パリ・リヨン駅にオープン予定の駅弁ショップ(2021年11月から、半年間限定のPOP UP)でも、販売を予定しているそうです。
日本のお茶文化、駅弁×お茶のコンビは、フランスでどのような反応があるのでしょうか?

ティーバッグ5個入り(税込み1,000円)を合計1000個作ったほか、1945年ごろまで花善の駅弁で使われていた「汽車土瓶」がセットになった商品もあるそうです。
汽車土瓶、欲しいっ!おうちで鉄道旅感覚が味わえそうです。

鶏めしが恋したプレミアム駅弁茶

旅の楽しみの一つはお食事。
遠くへのお出かけはもう少し先だな、と思っていますが、たまに「旅の出発点」大館駅方面へと立ち寄って、購入した鶏めし弁当とこのお茶を楽しみたい、とそんな気持ちになりました。

(スタッフ 清水)