夏の雨の日

みなさんこんにちは。
暑い日が続くと思いきや雨降りな1日が続いていたりと、
夏の太陽も少しずつスリープモードに入りつつあるのかなぁ、と日々感じているふくです。

大館も今後しばらくは30度を超える日はないみたいですが、蒸し蒸しの湿気だけは勘弁してほしかったり。
(湿気で前髪がくるくるになるのが耐えられないのです…!)

そんな8月が思い出になる前に、今回は夏に食べた思い出のひと品についてご紹介していきますよ!

年中無休のかき氷屋さん

河田氷や

夏の暑さも真っ盛りの7月上旬のこと。
私が訪れたのは、大館市民なら誰もが知る『河田氷や』さんでした。

ここは主にかき氷を販売しているお店なのですが、
なんと夏のみならず、冬も営業している年中無休のかき氷屋さんなのです。
(その珍しさから、人気TV番組のナニコレ珍百景(テレビ朝日)にも『常夏の雪国』として登録されたのだとか!)

クライアントとの取材も無事終わり、代表の石山(いしやま)さんと会社へ戻ろうとしたときに
偶然『河田氷や』さんの前を通り過ぎ、「せっかくだし、かき氷食べてく?」のひと言をきっかけにお店の暖簾をくぐりました。

レトロ感もりもりの店内

メニュー表一覧

店内の壁を埋め尽くしているのは、なんとも懐かしさの漂うメニュー表。
黄ばみがかって所々めくれ上がっている紙や、色褪せたメニューのイラストと文字に早速心が躍ります。

レトロなかき氷機

そして「キミはいつの時代からやってきたんだい?」と問いたくなるくらい年季の入ったかき氷機に、
私のテンションは静かに上がっていきます。
(ダンボールには「さわらないで下さい!」の手書き文字。はぁ、これも堪りません…)

イートインスペース

また店内にはイートインスペースが設けられているので、出来立てひえひえのかき氷をその場で味わうこともできるのです!
低めの机と小さな木椅子に、私のテンションボルテージはますます上がっていきます。

『純氷(じゅんひょう)』で作られるかき氷

純氷で出来たかき氷

『河田氷や』さんでは純氷(じゅんひょう)と呼ばれるこだわりの氷を使ってかき氷を作られています。
ちなみに純氷とは水中の空気を除きながらゆっくりと凍らせた氷のことで、
氷まくらに入れれば半日は持つくらい溶けにくいのだそうですよ…!(純氷恐るべし)

「氷」と書かれた鉢巻がよく似合うご主人からは長年培ってきたからこそ生まれた貫禄のようなものが漂っていて、
その手捌きに思わずじっと見入ってしまいます。

手動でかき氷を作る様子

迷いに迷った末、私はおなじみメニューの「桃」を、石山さんはおすすめメニューの「練乳抹茶金時」を注文します。

手動のかき氷機でくるくる回りながら削られていく純氷は
西日を浴びてキラキラと反射して、「あぁ、今、夏なんだ」と不意に思い出すくらいきれいでありました。

ちゃんと、氷の味がする

かき氷

あっという間に完成したふたつのかき氷。
先ほど紹介したイートインスペースとは別の長椅子に座り、さっそく出来立てのかき氷をいただきます。

はじめは氷の味だけを愉しみたかったので上部分だけを口に含んでみると、
水にも味があるように、氷にも味があるのか!と衝撃を受けるくらい、ちゃんと氷の味を感じることができました。

お次はスプーンでザクザク、氷とシロップをかき混ぜて食べてみます。
甘〜いシロップとの相性は抜群で、あっという間に完食でありました!

さっきまでの暑さがまるで嘘みたいに、身体の芯からさっぱりさせてくれる夏の風物詩。
石山さん、それからご主人、おいしいかき氷をごちそうさまでした!

河田氷やの暖簾

私がこの夏かき氷を食べたのはこの1回だけとなりましたが、
年中無休で営業されているので、機会(というより勇気?)があれば次は冬にかき氷を食べに行くことも考えていたり。
(実現するかどうかは置いておきましょう…!)

雨と湿気で蒸し暑い日が続いていますが、少しでも涼んでもらえたら嬉しいです。
秋の空気を楽しみに、体調管理に気をつけて残暑を乗り切っていきましょうね。

ではでは!

スタッフ ふく